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後楽館高校-中国、中国語

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岡山後楽館高校、国際文化系列・中国語の授業に関連する記事をまとめました。
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#国際・文化系列

中国語授業紹介#10

夏季休業後、最初の授業です。                    今回は「名前の言い方」を学習しました。 苗字だけを言う場合には「姓・xìng 」という語を、フルネームで尋ねる場合は「叫・jiào」という語を使うことです。例えば、 苗字だけなら、                            我姓冈山。(「お名前は?」「岡山と言います。」)  フルネームなら、                           我叫冈山太郎。                 

中国語授業紹介#09

定期考査の振り返りをしました。また、声調、有気音・無気音の違い、鼻母音の違いなどを復習しました。特に、鼻母音の最後、-n と -ng の音と、日本語の撥音と長音、韓国語のパッチムと関係性があるようです。 グーグル翻訳を使って自分自身の名前をどう発音するかを調べました。 しっかり練習を重ね、次回の授業では、本格的に文で表現していくことになります。

中国語授業紹介#07

今回は、前回の鼻母音「-n」に続き、もう一つの鼻母音「-ng」を学習しました。いずれも、一つの音節の最後につくものです。 この「-ng」の発音は、口を開けたままで発音します。イメージとしては、「案外」(あんがい)の「ん」。「ん」の次に「が」を発音しようとすると、「あん」は口の奥の方で発音することになりますが、その時の「ん」と言ったらいいでしょうか。 「兵」の字に、一画ずつ足りない字を2つ続けて、pīng pāng qiú (ピンパンチュゥ)といった感じの発音をする単語です

中国語授業紹介#06

今回は、鼻母音。日本語では「ん」にあたる音を学習しました。ただし、中国語では、二つの「ん」を全く別の音としています。つまり、日本語では、音声学上別々の二つの「ん」の音を同じ音としていることになります。 中国語のピンイン(発音をローマ字で表現したもの)では、音の最後に「-n」で終わるもののみを取り上げて発音練習しました。この「ん」を説明しますと、次のようになります。 「案内」を「あんない」と発音します。この「あんない」の「ん」は、次の音「な」を発音する関係で、舌の前部を歯茎

中国語授業紹介#05

定期考査の振り返りをし、語学入門・中国語の授業では、初めてchromebookを使っての授業です。 今回のテーマは、「三重母音」です。三重母音は、iao、iou、uai、ueiの四つです。 子音がつかず、母音のみで発音する場合は、ピンインもyao、you、wai、weiとつづりを変えます。また、iou は iu に、uei は ei とするところも難しいところです。 例えば、留学の「留」は、l + iou の発音の組み合わせですが、liu とします。「リィゥ」な感じのよ

中国語授業紹介#04

今回は、子音についての学習です。中国語の子音の中でも特に難しいのが、zh,ch,sh,r の「そり舌音」と呼ばれる音です。 今回の10個の子音は、母音iと合わせての練習です。まず、j は、日本語の「ジ」に近い音ですが、q は「キ」ではなく「チ」に近い音です。また、x は「ク」ではなく「シ」に近い音です。 そり舌音とされる zh,ch,sh,r も日本語のカタカナを借りたとしても実際の音を表現するのは難しい音です。特徴的なのは rです。「アール」でもなく、「ジ」でもなく、「

中国語授業紹介#03

語学入門、中国語授業の第3回です。前回は、学習した子音を練習し、今回は9個の二重母音について学習しました。 二重母音を含んだ言葉を練習しました。二重母音は大きく2つのタイプがあり、 前にアクセントのある ai, ei, ao, ouと、後ろにアクセントのある ia, ie, ua, uo, üe の2種類です。   二重母音のみの単語、子音を含んだ二重母音の単語と整理し分けたものを、声調を意識しながら練習しました。 最後に、教科書「文に挑戦」で取り上げられている5つの文

中国語授業紹介#02

語学入門、第2回の中国語の授業は、第1回に引き続き、発音の練習です。 前回は、単母音と声調について学習しました。そのおさらいとして、2音節で、単母音のみで構成される単語を発音練習しました。 発音練習したのは、以下の8つの単語です。 阿姨(おばさん),五一(メーデー),义务(義務),余额(残高), 鳄鱼(わに),俄语(ロシア語),雨衣(レインコート),鱼饵(えさ) おさらいが終わったら、今回のめあてである子音を学習しました。 学習したのは、b p m f d t n l g

中国語授業紹介#01

岡山後楽館高校、国際・文化系列で学べるのが、中国語の授業。 1年次、「語学入門」と言う学校設定科目の中で、韓国語に合わせ週1時間学習します。どんな授業なのか、ご紹介したいと思います。 第1回の授業では、中国語の発音について、学習しました。日本語とは違い、音節が多いこと、音読練習するには、ふりがなに相当する「ピンイン(ローマ字を借りて表現するもの)」が必要です。 その「ピンイン」を使って、4つの発音と、基本的な母音を練習しました。 4つの発音は、「声調(せいちょう)」、「四