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演劇部校内公演が行われました。

 令和5(2023)年1月12日(水)の放課後、演劇部による校内公演が行われました。

 普段は講演会や授業に使われている中講義室が、部員たちの工夫で劇場になっています。音響・照明装置は最小限の構成ですが、かなり本格的です。

BGMなどの音声を制御する装置です。 
カラーフィルターの入ったフロントライト(前灯)です。
大きなスポットライトも準備されました。


 この日、上演されたのは、水月あかり作「ここにいる」でした。

 物語は、過疎地の中学校で学ぶ、同級生の3人(左から千歳、美織、亮介)がタイムカプセルを準備するコミカルなシーンから始まります。

 中学校を卒業した美織は東京へ、亮介は親戚がいる地方へ出ていくのですが、千歳だけは、「私は・・・」と言葉を濁し、姿を消します。


 ・・・15年後、タイムカプセルを開くために村へ帰ってきた美織と亮介の前に、あの日と同じ姿の千歳が現れます。そして、斜めに差す夕陽の中で、真実が語られるのです。

オレンジ色のカラーフィルターが夕陽を演出しています。
その光は千歳の背中を照らし・・・
千歳に向き合う亮介と美織の顔を照らします。


 物語のクライマックス、千歳に想いを伝える亮介役の生徒の表情をご覧下さい。


 芝居が終わった後、音響を担当した生徒が出てきて、観客にお礼の挨拶をしました。

 演劇部員にとって、自分たちが創り上げた舞台を観てくれる人がいることは、とても大きな励みになるそうです。

 最後に、公演を鑑賞した一年次生の感想を紹介します。


クオリティーが高く、集中して鑑賞できるとてもおもしろい劇でした。



☆ 令和4年度の演劇部の活動は、以下のリンクからご覧いただけます。