後楽館高校ブカツ探訪No.13 夏空に向かって叫べ! 演劇部
「にぃぃいゃやぁぁああぁぁぉおおぉぉ」
・・・夏休み中のよく晴れた日の午前10時過ぎ、お腹の底から絞り出すような太い声が、校舎2階の渡り廊下に響いています。
10月初めの地区大会に備えて、演劇部員が発声練習をしているのです。
表情筋を意識しながら、母音を変化させています。どんなに演技が上手くても、台詞(せりふ)が伝わらなければ舞台は成立しません。そのためにも、納得がいくまで母音の発声を繰り返します。
夏空に声が吸い込まれていきます。