見出し画像

国際交流紹介😊文部科学省主催 日韓高校生交流事業

文部科学省主催「2022年度日韓高校生交流事業」に2年次 宗彩乃さん、2年次 黒川涼々香さんが選抜され参加しました。
この事業は日本、韓国において、韓国語及び日本語を第二外国語として勉強する高校生の相互交流を図ることを目的としています。10月15日、22日、29日、11月5日に講義を受講したり、グループ活動を行ったりしました。
そして本研修で学んだことについて、11月16日にメインアリーナで全校生徒に向けて、以下の通り報告をしました。

みなさん、こんにちは。
私たちは日本の文部科学省と韓国の教育部が主催する日韓高校生交流事業に参加しました。その内容と成果を少し時間をお借りしてお話しさせていただきたいと思います。
この事業は10月から11月にかけて、3度にわたってオンラインで開催されました。参加者は韓国語を学ぶ日本の高校生と、日本語を学ぶ韓国の高校生の54名でした。
1回目の交流会では、韓国の大学教授による講義「民間外交官としてのグローバルシティズンシップ〜中東に対する正しいスタンス」を聞き、その後、グループ別に分かれて事前に用意した自己紹介を相手国語で行いました。
2回目の交流会では、日本の大学教授による講義「日韓大衆文化交流の歴史」を聞き、その後、グループに分かれて相手国について、自分の興味のある分野を探求し、一人ひとりが発表を行いました。探究によって相手国の文化や伝統、価値観をより深く知り、考えるきっかけとなったと思います。また、質疑応答ではインターネットで調べても出てきにくいような、実際に交流をしてこそわかる、リアルな情報も沢山得られました。

私たちはこの事業を通して、国際交流には相手の国だけではなく、自分の国についてもきちんと知ることが重要だということを感じました。交流する上で、たとえ難しくても、自信がなくても、相手の国の言葉で話すことが私たちの関係を良い方向に導いてくれるということも学びました。また、同時に国際交流の難しさも感じました。韓国では模試などの成績を偏差値で評価することはありません。交流中に「偏差値って何ですか。」と聞かれたことがありました。みなさんはこう聞かれた時、すぐに正確に答えられるでしょうか。自分の考えや伝えたいことを瞬時に言語化して的確に伝えることは、母国語でも難しいことですが、韓国語で伝えようとすると単語が思い浮かばなかったり、文法が不自然になったり、ピッタリ合う表現がなかったりと、もどかしさを感じることも多々ありました。しかし、このような難しさを乗り越え、諦めずに交流を続けることで、「知らない」ということから生まれる偏見や誤解が1つずつなくなっていくと思います。
私たちの後楽館高校は国際交流が盛んな学校ですよね。みなさんも積極的に交流に参加して自分の知らない世界をより身近に感じて、新しい発見をしてみてはいかがでしょうか。1年生は来年この事業に参加してみてください。お聞きくださり、ありがとうございました。