福祉科特別講義 ~正しい介護技術を身につける~
7月25日(月)・26日(火)、本校介護実習室で、福祉科特別講義が行われ、健康福祉系列(令和4年度入学生からは「生活・福祉系列」)の2年次生が、実践的な介護技術を身につけるための実習に取り組みました。
25日(月)は、体を起こすことができない要介助者に、手浴(しゅよく)介助をする時の手順について学びました。手浴とは、温かいお湯を利用して手を丁寧に洗うことで、衛生を保つだけではなく、血行促進やリラクゼーション効果といったメリットも期待できます。
手浴に最適な水温は38~40℃です。
介助者(介助する人)と要介助者(介助される人)に分かれて実習に取り組みます。
「こんにちは、お元気ですか? これから手を洗わせていただきます。どうぞよろしくお願いします。」
要介助者が自力で寝返りを打てない場合は、体位変換が必要です。
実際に体験すればすぐに気づくことができるのですが、手浴介助をする時、洗面器に入れるお湯の量は多すぎても少なすぎてもうまくいきません。
最後に水を拭き取るのですが、その手順ひとつをとっても注意しなければならないポイントがあります。
血行がよくなり、ずいぶんとさっぱりしました。交代で実習に取り組むことで、要介助者の立場を体験することもできるのです。
実習を通して学んだこと、気づいたことはすぐに実習記録に書き留めておきます。