後楽館高校ブカツ探訪No.12 コンクール前日の最終練習 吹奏楽部②
8月5日(金)、音楽室では、第63回岡山県吹奏楽コンクール小編成の部 高等学校部門への出場を翌日に控えた吹奏楽部が最終練習に取り組んでいました。
演奏するナンバーは、片岡寛晶作曲「鳥之石楠船神(とりのいわくすふねのかみ)~吹奏楽と打楽器群のための神話」【小編成版】です。「鳥之石楠船神」は日本神話に登場する神々の一人で、その別名を「天鳥船神(あめのとりふねのかみ)」といい、出典によっては、大空をかける大船のイメージで登場します。この「鳥之石楠船神」がまとう躍動的な雰囲気をジャズのリズムと打楽器アンサンブルによって描くのです。
パーカッションパートは、様々な楽器を持ち替えながら演奏します。
このナンバーは、マリンバの存在感が特に際立つことで知られています。
コントラバスの低音が、神話世界の重厚な空気感を描きます。
外部指導員の先生からのアドバイスを一言も聞き漏らすまいと耳を澄ませます。
正確さの中にもジャズらしい即興の面白さを表現しなくてはなりません。
練習を見守る顧問の先生も真剣です。
翌8月6日(土)、倉敷市民会館で行われたコンクールでは、小編成の部高等学校部門で金賞をいただくことができました。なお、この部門に出場した19校中、金賞が与えられたのは本校を含む6校でした。