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今年の芸術鑑賞会はアフリカンミュージックです。

 令和4年11月9日(水)、本校メインアリーナで芸術鑑賞会が行われました。本年度のプログラムは、ミュージックユニットSENKOFA(サンコファ)によるアフリカンミュージックです。

 SENKOFAのリーダー、ウィンチェスター・ニ・テテ・コジョ・ボーイさんは、西アフリカガーナ共和国の国立舞踏団で活躍していました。また、来日後も精力的に音楽活動に取り組まれており、Eテレの音楽番組で、坂本龍一さんと共演したことでも知られています。

SENKOFAリーダーのウィンチェスター・ニ・テテ・コジョ・ボーイさん

 
 公演は、ニ・テテさんの繊細かつダイナミックな太鼓のリズムと圧倒的な声量のボーカルで始まりました。

ガーナを代表する民族楽器パンロゴを叩きながら歌うニ・テテさん


 サバンナの広がるガーナ北部に伝わるジラ舞踊の様子です。

ダンサーのダニエル・二ボイ・ボーイさんもガーナ国立舞踏団で活躍されていました。


 エネルギーにあふれたステージとニ・テテさんの軽妙なMCに生徒たちも興味津々。

生演奏のアフリカ音楽を聴覚だけではなく視覚からも感じています。


 楽器の解説コーナーで、ニ・テテさんは、持ち方や叩き方を工夫するとまるで人が話しているように聞こえるトーキングドラムを使い、日本の言葉を演奏で再現しました。

アシスタントミュージシャン諏訪真人さんの日本語が、トーキングドラムの響きに変わります。


 ザラフォン(ニ・テテさんの発音をより忠実に再現すると「ザィロフォン」)は、西アフリカの木琴です。裏返すと共鳴用のひょうたんが取り付けられています。

ひょうたんによって増幅されるザラフォンの音色はとても不思議です。

 最後に、何人かの生徒がステージにあがり、ニ・テテさんと一緒にパンロゴを演奏しました。

パンロゴは、木をくり抜いて作った樽型の胴にアンテロープ(かもしか)の皮が紐と杭でとめられています。叩き方によって多くの音色を出すことができます。


 ほとんどの生徒にとって、アフリカ音楽を耳にするのは初めての体験だったはずですが、この芸術鑑賞会を通して、遠い遠いアフリカが少しだけ身近なものになったのではないでしょうか。

生徒代表から花束を受け取るニ・テテさん。

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