部活動紹介😊国際理解部#27 アメリカとの交流 Global Classmates Plus
今年度は38交流ペアのうち7ペアの高校が参加できるGlobal Classmates Plus(GCP)参加校に本校は選ばれました。一般的な高校生の国際交流では、異なる文化的背景を持つ相手と理解し合ったり交流しあったりすることに重きがおかれますが、GCPはそこから一歩踏み込んだ形での交流を目指しています。世界には解決を急がねばならない多くの課題があり、「みんな違って面白いね」だけではなく、「違いから学び解決策を考える力」や「言葉の壁や、時には対立を超えて協働する力」や「個人として信頼関係を築く力」が必要です。GCPは、これらの力を身につける機会を提供してくれます。
Mills High Schoolの生徒29名と本校生徒31名はお互いの生活や文化への理解を深めた上で、社会課題の一つである「フードロス」について日米の取り組み事例を調査し、各グループの調査結果の報告から議論を深め、協働して解決策を考える取り組みを行っています。
11月28日(月)放課後、Kizuna Across Cultures代表のスメサースト文子さんから2022年のGCP開始のビデオメッセージを全員で見ました。
GCPのセッション1では「食の問題にも色々なケースがあります。例えば、見た目が良くないが故に売ることができず廃棄されてしまう野菜や果物、食料品価格の高騰により打撃を受けているビジネスや家庭など、今、自分が気になっている食の問題を『Google Jamboard』に書いてください。」という指示のもと、9グループに分かれて作業しました。
GCPのセッション2では「自分の県、もしくは市や町、学校など、範囲を絞って、食にまつわる問題や取り組みについて検索してみましょう。そして、グループで1つ、食の問題の改善のための取り組み事例を選び、リサーチを開始しましょう。その取り組みの背景、解決しようとしている課題、取り組み内容、成果、チャレンジなどを調べてみましょう。」との指示で、12月13日(火)放課後、各グループで調べ作業を進め、「Googleスライド」にまとめました。
12月19日(月)9グループが大講義室でリハーサルを行いました。
20日(火)に完成スライドを用いながら日本語と英語の両言語で発表する様子を録画し、録画した動画をオンライン学習プラットフォームの「CANVAS」にアップロードしました。
以下は、9グループが調べたテーマです。
物価上昇に影響される食料品、一般社団法人コノヒトカン、株式会社ハローズや子ども食堂、岡山県食ロスゼロチャレンジキャンペーン、ecoeat 岡山北店、NPO法人フードバンク岡山、岡山市フードドライブ、北長瀬コミュニティフリッジ、フードテック
セッション3では、「食料問題を早期に解決していくために、何が重要で、どのような解決策があるでしょうか。」との指示により、各自が様々な調査をし、自らの意見をまとめ、CANVASに投稿しました。社会的にインパクトのある解決法は何か、解決の過程でどのような困難が予測されるか、日本とアメリカで共通する課題は何かなど、各自が考えを深め、CANVAS上で議論し、合意を形成していきました。
セッション4では、セッション1から3までの振り返りを行いました。印象に残ったことや考え方や見方の変化、他国の人と社会課題について議論したり合意を形成したりすることの意義、今後に生かしたい学びについて意見をまとめ、CANVASに投稿しました。