後楽館高校ブカツ探訪No.3 文芸部
学校から歩いて4分の場所に吉備路文学館があります。
5月の放課後、この吉備路文学館を文芸部員が訪れ、吉備路にゆかりのある文学者が残した名品を見学しました。
ロビーから続く閲覧室の壁には、岡山市が生んだ童話作家、坪田譲治さんの首像がありました。興味深く眺めていると、館長の明石さんから「この彫刻は、坪田先生ご自身がアトリエでモデルになって作られたそうです。坪田先生は、大好物の葡萄酒とチーズを楽しみながらモデルをされたようですよ・・・」と説明がありました。
その後、展示室に移動しました。
中央のガラスケースには、現代作家ゆかりの資料が展示されています。小川洋子さんのファンである部員は、このコーナーを楽し気に見入っていました。
壁側には、近世(江戸時代)から昭和期に活躍した文学者の資料が展示されています。
備前市生まれの小説家で劇作家としても知られている正宗白鳥さんの書を見ながら、漫画「文豪ストレイドッグス」の話題で明石さんと話が弾みました。
部員たちは、国語の教科書や資料集に取り上げられている人びとが残した筆跡から、本物だけが持つ不思議な力を感じ取ったようです。
館長の明石さんをはじめ、吉備路文学の皆さま、ありがとうございました。