木材の有用性をつたえるために 令和4年度探究「岡山の未来」代表者発表会③
令和4年7月13日(水)、第24回開校記念行事とあわせて実施された令和4年度探究「岡山の未来」代表者発表会の内容を4回に分けてお伝えします。
この代表者発表会で登壇した4つのグループは、6月22日(水)の探究「岡山の未来」最終発表会に参加した39のグループから選ばれました。
第3回で取り上げるグループの研究テーマは、「木材の有用性をつたえるために」です。このグループのメンバーは、建築・デザイン系列に所属しており、授業の中で、林業の現状や木工製品の設計・製作について学んできました。
岡山県は県北エリアを中心に林業が盛んな地方の一つです。林業は、木材を生産するだけではなく、環境保全のために多くの役割を担っています。
杉や檜(ひのき)が植林された人工的な森では、樹木の成長に合わせて、間伐(かんばつ)を行います。研究グループは、この時に生まれる間伐材(かんばつざい)を活用した学習机の開発に取り組みました。
研究グループが開発した学習机の天板は台形です。天板を台形にすると班活動の時、話し合いの輪を作るのに便利です。
また、2つの脚にキャスターがついているので、持ち上げなくても簡単に移動させることができます。(右側の机の手前の脚にご注目ください。)
斬新なアイディアと、そのアイディアを実現する力に、会場には感嘆の声があふれます。
「学校に置いてある(現行の)机とどちらが安いのですか?」という質問や「すごく素敵なので、是非、売ってください。」という要望の声も聞かれました。