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გამარჯობა(gamardschob)! 駐日ジョージア特命全権大使ティムラズ・レジャバ閣下と駐日ジョージア大使館専門分析官ダヴィド・ゴギナシュヴィリ氏が来校されました。

※ გამარჯობა(gamardschob)・・・ジョージア語の「こんにちは」。その発音を実際に耳にすると「ガンマル・ジョバ」と聞こえます。

 令和5(2023)年3月6日(月)、駐日ジョージア特命全権大使のティムラズ・レジャバ閣下と駐日ジョージア大使館専門分析官のダヴィド・ゴギナシュヴィリ氏が岡山後楽館高等学校へお越しになり、生徒と交流されました。


 ジョージア国歌「თავისუფლება、(Tavisupleba)/自由」が流れる中、民族衣装をまとったレジャバ大使(右)とゴギナシュヴィリ氏(左)が、中講義室に現れました。

 レジャバ大使とゴギナシュヴィリ氏の本校への来訪は、日本ジョージア友好議員連盟会長を務める逢沢一郎衆議院議員のお声かけによって実現しました。岡山市生まれの逢沢議員は、日本の高校生との交流を希望されるレジャバ大使に、ふるさと岡山市の本校を紹介して下さったのです。

 生物学者である父親の仕事の都合で、中学生の頃から日本で過ごし、早稲田大学国際教養学部を卒業されたレジャバ大使は日本語がとても流暢です。

 「皆さん、こんにちは!・・・(私は)日本とジョージアの関係をもっと近づけていくという任務を持っている訳ですから、(日本とジョージアの国旗を振って迎えてくれた)こういう姿には、当然、感激するものがあります。」


 ゴギナシュヴィリ氏も日本語が流暢で、ユーモアたっぷりにジョージアのことを教えてくださいました。

「ジョージアはヨーロッパに位置するのか、アジアに位置するのか・・・どう思いますか? では、ヨーロッパだと思う人・・・少ないですね。」

    〔笑い〕 

「アジアだと思ってる人・・・ええっと、手を上げなかった人・・・は?」

  〔大笑い/拍手〕 

「・・・いや、手を上げなかった方のほうが正しいかもしれないですよ。どちらでもない。または、両方でもあるという意見もあります。」

   〔おおおっ〕


【ジョージアまめ知識】
✚ 黒海東岸の南コーカサスに位置するジョージアは、地理的にはヨーロッパとアジアの境界だが、文化的・政治的にはヨーロッパ圏に属している。
✚ 国旗のデザインは中世の十字軍から受け継がれたもの。
✚ 面積は北海道、人口は四国四県の合計とほぼ同じ。
✚ 現在日本にいるジョージア人は約70人。うちレジャバ大使の家族が5人、ゴギナシュヴィリ氏の家族が4人。お相撲さんが2人。
✚ ジョージアの歴史は古く、ワイン発祥の地として知られている。
✚ 日本と同じ温暖湿潤気候で四季がはっきりしている。



 ジョージアのことが何となく理解できたところで、質疑の時間になりました。気さくなレジャバ大使とゴギナシュヴィリ氏は、生徒のどんな質問にも答えてくださいます。

レジャバ大使は昔(=少年時代)、遊戯王カードで遊ばれていたそうですが、どんなカードが好きですか?
例えばクリボーとか知ってます? あとは、デーモンの召喚、あとは・・・ ・・・ (笑)


 料理のことが話題になった時、レジャバ大使が、岡山でおいしいものについて生徒にお尋ねになりました。

「日本三大饅頭の一つで『大手まんぢゅう』というのがありますよ。」
「日本全国で普通に食べられている『玉子かけご飯』は、一説には岡山発祥と言われています。」
会場に居合わせた大人たちも思わずほほ笑んでいます。


 Twitterの記事によると、次の日〔3月7日(火)〕の朝、レジャバ大使は、JR岡山駅直結のホテルグランヴィアで「玉子かけご飯」をお召し上がりになり、お土産に「大手まんぢゅう」を手にされたようです。

 ちなみに本校は、この写真に見える道路を左方向へ800m進んだところにあります。

・・・ご飯が右側?!

試行錯誤の結果なのですね!


 一人の生徒がレジャバ大使に尋ねました。

「河野太郎衆議院議員が、(日本の)外務大臣として初めてジョージアを訪問した時、どんなことがあったのでしょう?」〔平成30(2018)年9月4日・5日〕
「ジョージアから見れば、日本のジョージアに対する関心が高くなっているという一つのシグナルとして、その訪問自体がまず成果です。」
「更に、その中身を見ていくと、河野先生は3国を回られた。ジョージアとアゼルバイジャン、アルメニアです。そうした中で、コーカサス・イニシアチブというものを発表してですね、三国と日本の間でできる取り組みをそこで発表して、それが今でも続いております。この三国の友好というのは地域の安定にとって非常に大事なところであるが故にですね、そういうところもおそらくは見据えた上でのそういう判断、プロジェクトだったんだと思います。」

 たった90分間で、生徒たちにとってジョージアという国が、とても身近なものになりました。